今日は奥さんと坊っちゃんと三人で平和祈念公園に行ってきました。
思えば20年前、初めての沖縄は祖母が連れてきてくれました。
そのときはここ平和祈念公園をはじめ何カ所か
戦争関連の場所を訪れました。

平日、それも梅雨まっ只中ということもあり、
観光客はほとんどが修学旅行生でした。

公園と展望デッキは無料で入れます。
(もちろん時間があれば資料館も観てほしいですが。)

沖縄平和祈念公園はきれいに整備されていて、
またとても開放的な造りで、
悲しい歴史を背負う場ではありますが心が落ち着く場所です。
沖縄戦で亡くなった人すべてを(日本人だけではなく外国人もいっしょに)弔っている点が、平和を祈るというシンプルなコンセプトを象徴しています。
その後はひめゆりの塔に行きました。
ここの展示は一人一人の少女たちの悲しい運命にスポットを当てている点で重く心に残るものでした。

奥さんと坊っちゃんが平和祈念公園のモニュメントに触れているのを眺めているときに、ふと自分の視線が祖母や父の視線であるように感じました。
戦争の悲惨さ、二度と繰り返してはならないという反省、平和の有り難さ、自分のなかにあるそういったもろもろの想いは、先人たちの想いそのままなんだな、これが伝えるってことなのか、と
はっとしました。
広大な土地に平和を祈る場を造り、記録や証言を見せるための資料館を作り、何度も戦争の話を聞かせて、やっと伝えることができる。PCのコピペのように簡単にはいかない、だからこそ伝えるということは感動的なことにさえ思えました。