メルボルンはオーストラリアの中でも文化的でしゃれた街とされている。
建物にはイギリス植民地時代の名残りがある。
個人的な感想としては、
東京のいくつかの街と比べてそれほど洗練されているように感じなかったし、
文化も過去から根ざした深いものを見受けられなかった
(そりゃオーストラリアとしての歴史が浅いのだから当たり前だが。)
ただこれは独特だなと思ったのは夕方の街の光景だ。
射抜いてくるような強烈な西日が西洋様式の建築物に照射する眺めは、
オーストラリア独自のものであろう。
それはこれらの建物が南半球の風土を無視してヨーロッパ式で建築されたことによる。
もしここがいまだアボリジニーが支配する土地であったならば、
どんな建物がならびどんな光景が見られたのであろうか。